心の声に従うとかありのままで生きるとか、
何かこうキラキラしてて
愛にあふれていて、
いいことしかないようなイメージを
持つ人も多いけど、
それはそれで間違ってなくて、
まさに本当にその通りなんだけど、
そこに至るまでには、
自分の中の怖れや、嫉妬や、怒りや、
罪悪感や、孤独感や、寂しさや、悲しみや、
なかったことにしたい過去や、
絶対に許せない人や、
自分のプライドや、
カッコつけたい氣持ちや、
恥ずかしくて嫌な氣持ちや、
自分の中にある、
たくさんの闇と向き合わなきゃいけないんだよ。
もちろん、闇の奥には毎回必ず光があって、
めちゃくちゃ大きな愛があって、
結局、感動しかなかった、
愛しかなかった、
ってことになるんだけど、
少なくとも渦中にいるときは、
感情の当事者として、
ドロドロして、醜くて、辛くて、
怖すぎて絶対に嫌なことのように感じるんだよ。
自分を大事にするって、
自分を甘やかすことじゃない。
怖れや痛みから遠ざけることじゃない。
怖れの奥にある愛を、
闇の奥にある自分自身の光を、
怖れに向かって飛び込んでいくことなんだ。
人生は自由なゲーム。
立ち止まってもいいし、休憩してもいいし、
勇氣を出さなくてもいい。
変わる必要さえ何もない。
だけど、それでも諦めきれない想いがあるから、
心底つながる愛を求めるから、
薄っぺらいつながりじゃもう嫌だから、
もう自分に嘘をつきたくないから、
いかにも正しそうな理由で自分を騙すが苦しいから、
一直線に熱中しちゃうあの情熱を、
楽しすぎてつい声が大きくなっちゃうあの躍動を、
瞳をキラキラと輝かせて、
その瞬間だけを感じて、喜んでいた
あの無邪氣な自分自身を、
あきらめきれないから、
輝きたいから、
自分が光だと、知っているから、
だから、だから、だから、
痛みがあろうが、苦しみがあろうが、怖かろうが、
最高の自分自身に向かって走り出していくんだ。
人生は痛み不安怖れ苦しみを避けるためにあるんじゃない。
人生は愛喜び感動躍動歓喜の瞬間のためにある。
だから、不安さえも、怖れさえも、痛みさえも、苦しみさえも、
自分の喜びのひとつとして、抱え込んで進んでいくんだ。
一歩進むまでは、リアリティマックスだった痛みも苦しみも、
たった一歩進んだその先では、なんでこんなに怖がってたんだろう？になる。
結局、大丈夫だったんだ、に氣づく。
幻想だったことに氣づく。
だからと言って怖れを幻想だから、と切り捨てるのも違う。
少なくとも、幻想は渦中にいる人にとっては真実だから。
そんなこと言ってしまえば、時間も空間も、
目に見える全てが幻想であり、存在しないはずのものなんだから。
だから、言いたいのはひとつだけ。
前に進もう。努力じゃない。酷使じゃない。頑張りじゃない。
怖れに飛び込む勇氣。
つまらないプライドは、もうおしまい。
自分の中の光に嘘をつかないで。
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