Truth Fragments

真理のカケラ

目を覚ませば、そこは夢の世界で。

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むかーしむかし、気の遠くなる程、ずっと前。

この世界には、なにも存在しませんでした。

 

存在したのは、全てがひとつにつながった、たったひとつの魂だけ。

あらゆる生物が、物質が、概念が、光が、色が、音が、自然が、宇宙が、ひとつにつながっていました。

 

その魂は、たったひとつしかありませんが、この世の全てでした。

だから、全てを知っていました。

 

「私は、人間である」

「私は、自然である」

「私は、善である」

「私は、光である」

「私は、音である」

「私は、智慧である」

「私は、宇宙である」

「私は、物質である」

「私は、エネルギーである」

 

文字通り、全てを知っていました。

だけど、あるとき、ふと思いました。

 


「私は、一体何者なんだろう?」

 


全てを知っているけど、ひとつしかないために、自分について何も分からなかったのです。

ちょうど人間が、自分以外の誰かと比べなければ、自分について何も分からないように。

 

ひとつなる魂も、比べる相手がいなくて自分のことが分からなかったのです。

 

そこでひとつなる魂は、どうすれば自分のことを知れるだろう?と考えました。

そして、名案を思い付いたのです。

 


「そうだ!私の魂をバラバラに分けよう!

そうすれば、それぞれを比べることができる」

 


ひとつの魂は、楽しくて仕方ありませんでした。

これでようやく自分が何者かどうかが分かる、と。

 

そして、ひとつであった魂は、途方もない程の数に分離されました。

 

ある魂は、善として、

ある魂は、大として、

ある魂は、光として、

ある魂は、上として、

ある魂は、悪として、

ある魂は、小として、

ある魂は、闇として、

ある魂は、下として、

 

おおよそ考えられる全ての概念が分かたれ、ひとつであった「全体」は、バラバラの「部分」へと変わりました。


そこで始めて、分かれた魂達は知りました。

素晴らしさ、愚かさ、大きさ、小ささ、明るさ、暗さ、高さ、低さ、強さ、弱さ、美しさ、汚さ……


自分が何者であるか、全てを知りました。

ひとつだった時とは違い、分かたれたことで、お互いを比べられるようになったのです。


そして、バラバラに分かれたことで、「時間」と「空間」が生まれました。

それまで、絶対的な存在であった「ひとつ」は、相対的な「部分」になりました。

「ここ」と「あそこ」が生まれ、「過去」と「未来」が生まれました。

なぜなら、「バラバラになる」ということは「お互いの間に空間が生まれる」ということであり、「空間を移動する」ということは「お互いの間に時間が生まれる」ということだからです。


自分が何者かが知った魂達は喜びました。

でも、彼らの好奇心はそこで終わりませんでした。

 

自分が何者かを知った魂達は、こう思いました。

 

「今度は、自分の素晴らしさを、全てを体験したい!」

 

彼らは、僕たちと何も変わりませんでした。

 

人間が、いくら「自分は綺麗」「自分は賢い」「自分は強い」と思っていても、 実際に「アナタは綺麗だね」と褒められたり、テストで良い点を取ったり、試合で強い人に勝ったり、「そう思える体験」がないと何も実感できないのと同じように、分離された魂たちも体験してみたかったのです。

 

強く、自分自身を体験したいと望むようになっていきました。

そこで、彼らは考えました。

 

「どうすれば、自分自身を体験できるだろう?」

 

頭のいい彼らは、すぐにまた名案を思い付きました。

 

「そうだ!自分自身を自由に表現できる、体験できる、新しい世界を作ろう!」

 

そうやって、彼らは新しい世界を作りました。

それまでは形のない概念しか存在しなかった世界に、形のある物質世界を作りました。

 

それは「宇宙」と呼ばれる世界でした。

 

「自分たちもこの世界に住んで、たくさんのことを体験しよう!」

 

そう彼らは、ワクワクしていました。

しかし、いざ新しい世界に引っ越しするときに、問題が発生してしまいました。

 

それは、全てを知ったままでは、「自分自身が何者かを見つけだす」という体験ができないという問題でした。

それは、「自分を見つけ出す喜び」や、「うまくいかない葛藤」や、「何も知らない無知の経験」や、つながりを取り戻す栄光を体験できない、ということを意味していました。

 

 

「全てを知っているがゆえに、知らない自分を体験することができない」

 


彼らも、この問題には悩みました。

 

せっかく、自分自身の全てを体験できる世界を創ったのに、今の自分では、その世界で自分自身の全てを体験することができないのです。

 

「自分が元々はひとつの存在であったこと」

「自分自身を知る為にバラバラになったこと」

「自分自身を体験するために物質世界をつくったこと」

 

これらを知っている自分たちでは、全てを体験することができない。

 

この矛盾した願望に彼らはとてもとても、頭を悩ませました。

そして、彼らは考え抜いた結果、ある魔法をかけることにしました。

 

 

それは「夢を見る」という魔法。

 

全てを一旦忘れ、夢の中で一から全てを体験する、という決断でした。

そうすれば、全ての体験を、自分自身を一から創りだせる、と。


これは、彼らにとっても、悩ましい決断でした。


なぜなら、全てを一旦忘れる、ということは、もしかしたら、今自分が体験したいことも体験できないかもしれないからです。

夢から目を覚ますことなく、体験したいことも体験できないまま生きることになるかもしれないからです。


でも、彼らは信じました。

たとえ全てを忘れたとしても、また思い出せばいい。自分には、それができる。と

 

結局、自分自身を体験したい、という好奇心の方が強かったのです。

 

そうやって彼らは、大きな願望と強い好奇心をたずさえ、 この宇宙という世界で夢見る選択をしました。

 

ある魂は、星として。

ある魂は、水として。

ある魂は、炎として。

ある魂は、土として。

ある魂は、光として。

ある魂は、植物として。

ある魂は、モノとして。

ある魂は、動物として。

 

そして、

 

 

ある魂は、人間として。

 


そうやって「彼ら」は「僕たち」として、この宇宙という世界に生まれてきました。

僕たちには全て「彼ら」が宿っています。

 

それは、全てを知っている、ひとつの魂のカケラです。

唯一で至源のエネルギーです。

 

彼らは夢見る僕たちに、メッセージを送っています。

それは、直感や、感情という言語です。

 

ワケもなくこっちだ、と思うこと。

理由もなく嬉しいこと

涙があふれること。

感動すること。

怒りが込み上げること。

どうしようもなくワクワクすること。

 

きっと、誰にでもあると思います。

それは「彼ら」の「自分自身を表現したい」「体験したい」というメッセージなのです。

 

僕たちは、そんな彼らのメッセージを受け取りながら、この世界で自分を表現し、体験し、生きています。

 


「自分は一体何者なのか」

 


という問いの答えを表現し、体験するために。

 

僕たちにかけられた夢の魔法が解けたとき、僕たちは、全てがひとつだったその記憶を、心と感覚で取り戻すことになるのです。

 

 


 

 

 物語の続きはこちら。

 

 

 

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