(ヴォルテックスオンライン♪♪夜の部)
今日は、自分の本音をつかむコツについて、
最近思うことがあったのでシェアするね。＾＾
先日のグループコンサルでのこと。
おじいちゃんの代から代々続いてきた
ビジネスをもうすぐ引き継ぐことになり、
３代目の社長になるという方から相談があった。
そのビジネスは今は父が動かしていて、
これから事業継承を行なっていくそうだ。
で、その人はずっと、
「引き継ぐビジネスを繁栄させていく」
「これが私の天命だ」
と話していて、話を聞いていると確かに、
おじいさんや事業を愛しているのが、
ヒシヒシと伝わってきたんだよね。
だけど、なぜかその人はずっと
浮かない顔をしていて、エネルギーもなんだか重い感じで、
中々そのビジネスに向けて引き継ぐ準備をできずにいたらしい。
で、そのとき、僕はふとピンと来て、
「本当はそのビジネスを
引き継ぎたくないんじゃないの？」
って言ったんだよね。
確かに、商品やクライアントに
対する愛着はすごく感じられるし、
ビジネスに対する愛もすごく伝わってくる。
だけど、その人がビジネスの話をしてるとき、
「○○がやりたい！」
って言葉がひとつも出てきてなかったんだよね。
で、そこでなんて答えが返ってきたかと言うと、
「うーん、そんなこと考えたことないです」
「正直、よく分からないです」
って言ったので、
「じゃあ、
『私はこの事業を引き継ぎたくありません』
って言ってみてもらえる？
どんな氣持ちになるかな？」
って言ってみた。
そしたら、ものすごく声が喉に詰まって、
何も言えずに涙がポロポロあふれて来たんだよね。
結局、その言葉を言ったときには号泣で、
そのあとにどう感じるか聞いたら、
「よく分からないんですが、
なんだかホッとしてます」
って言ってくれた。
何が言いたいかというと、
人って、
無意識に否定していた
本音をつかめたとき
安心する
んだよね。
話を聞いていくと、
その方は家族のことをとても愛していて、
特におじいちゃんとの絆はとても深くて、
「なんとかこの事業を守りたい！！」
「おじいちゃんの想いに応えたい！！」
って、ものすごく大きな愛を持っていた。
だけど、純粋な自分の氣持ちとしては、
「社長も経営も本当は興味がない」
「そもそも引き継ぐ事業そのものが
やりたいことではない」
って言うのが深くにあった本音だったんだよ。
だけど、おじいちゃんや家族への愛が強くて、
事業継承を拒否することが
おじいちゃんや
家族に対する裏切り
のように感じられちゃったんだよね。
つまり、
「大事な人への愛」と「やりたいこと」が
イコールで結びついちゃってたんだよね。
だけど、冷静に考えてみたら分かるけど、
どれだけ相手を
愛していても
相手が期待するものと
自分がやりたいことが
一致するとは限らない
よね。
もっと言えば、今回のことで言えば、
事業継承をしないからといって
家族やおじいちゃんを
愛してないことにはならない
よね。
「愛する人への愛」と「自分の本音」は別のものだし、
一致しないからといって、相手のことを
愛してないことにはならない。
おじいちゃんのこと大好き。
家族のことすごく大事。
だけど、その事業には興味がない。
これって何も矛盾しない。
実はこういうことって
僕たちの日常でもよくあって、
「お世話になってる人だから
期待に応えたいのになぜか頑張れない」
とか、
「愛する人の役に立ちたいのに
やるときになると重くなって動けない」
とか、
「愛する人への愛」と「自分の本音」が
ごちゃ混ぜになっちゃって、
動けなくなっちゃうパターンって
よくあるんだよね。
(僕もめちゃくちゃあった)
こういうときって
愛する人への
愛が強ければ強いほど、
無意識に自分の本音を
押さえ込んでしまう
から、この２つを分けて考えて、
「何を選んでも、愛する人が
笑顔で応援してくれるとしたら
純粋に何を選びたいだろう？」
って純粋に本音だけを感じてみるといいよ。＾＾
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